明治大学は約10年後をめどに東京都中野区の中野キャンパスにある国際日本、総合数理の両学部を千代田区の駿河台キャンパスに移転する。創立150周年記念事業で進める駿河台キャンパス総合施設整備計画の一環で、中野キャンパスの機能をすべて駿河台キャンパスに集約する。
明治大学によると、駿河台キャンパス総合施設整備計画は物理空間と仮想空間を融合させた新しいキャンパスの整備が目的。駿河台キャンパスの猿楽町地区の旧付属明治中学校、高校跡地を中心に施設の建て替えや改修を14年かけて進め、駿河台と中野の両キャンパスに配置されている教育棟や研究棟、課外活動の場所となるスチューデントセンターなどを新設する。
その中で、中野キャンパスにある国際日本、総合数理の両学部など全機関が10年後をめどに駿河台キャンパスへ移転する。少子化で18歳人口の減少が続く中、大学の都心回帰で優秀な学生の確保も視野に入れているとみられる。学部移転後の中野キャンパスの活用方法は今後検討される。
明治大学は明治時代の1881年、明治法律学校として開学し、1920年に大学令で旧制大学となった。2031年に創立150周年を迎えることから、本部を置く駿河台キャンパスの施設整備に着手することにした。
参考:【学校法人明治大学】明治大学創立150周年記念事業の一環として駿河台キャンパス総合施設整備計画「SURUGADAI 6.0」が始動 ~中野キャンパスの全機関が約10年後に駿河台キャンパスに統合~