神奈川工科大学(神奈川県厚木市)を運営する学校法人幾徳学園は2027年度以降、健康医療科学部臨床工学科の学生募集を停止することを決めた。入学生が入学定員を下回る状況が続いているためで、18歳人口の減少から安定した学生の受け入れが困難と判断した。
臨床工学科は医師の指示の下、生命維持管理装置の操作や医療機器の保守点検をする臨床工学技士を養成する学科で、2015年、入学定員40人で開設した。近年は入学定員を下回り、今後の18歳人口減少も考慮し募集停止という苦渋の決断に至った。
神奈川工科大学は1975年、幾徳工業大学として開学し、1988年に現名称に変更した。現在は工学、情報学、健康医療科学の3学部と大学院工学研究科を置き、4,000人を超す学生が学んでいる。
臨床工学科以外の学科はこれまで通り学生募集を継続する方針。幾徳学園の中部謙一郎理事長、神奈川工科大学の井上哲理学長は大学ホームページで募集停止について「ご理解を賜りたい」とコメントしている。
臨床工学技士の受験資格が得られる大学は、文部科学大臣が指定した学校(2025年7月1日時点で全国14大学)と、厚生労働大臣指定科目を修めて卒業できる大学(2025年10月1日時点で全国34大学)に分かれている。厚生労働大臣指定科目を修めて卒業できる大学については、近年増加している。
参考:【神奈川工科大学】健康医療科学部臨床工学科学生募集停止(2027年度以降)と今後の教育体制について(PDF)
【文部科学省】文部学大臣指定(認定)臨床工学技士学校一覧(令和7年5月1日現在)(PDF)
【公益財団法人医療機器センター】臨床工学技士国家試験 学校・養成所一覧(2025年10月1日現在)
