立命館大学は国内最大級の宇宙系大学院となる宇宙地球フロンティア研究科(仮称)の設置構想をまとめた。理学と工学、マネジメントを横断した教育を実施し、未来の宇宙探査・開発を担う人材を養成するのが狙いで、2028年度の開設を目指している。研究科の名称に「宇宙」を冠するのは国内初(立命館大学調べ)。

 立命館大学によると、宇宙地球フロンティア研究科は月と火星、シスルナ空間(地球と月の間の空間)、地球を研究対象とし、宇宙探査や宇宙利用、人工衛星、地球環境、極限領域探査などを主な研究領域とする。既存の宇宙地球探査研究センターと連携し、科学分析や機器製作、宇宙環境試験を学内で実施する。

 宇宙は探査から利用の時代に移ろうとしている。これを受け、宇宙地球フロンティア研究科は10~20年後を見据えて月面資源の探査や開発、月面で探査と生活ができる機材の製作、月面で液体水素や液体酸素を生成するプラントの建設を視野に入れ、研究を進める。

 専任教員は15~20人を確保する方針。研究科長には、超小型人工衛星、宇宙システムの知能化・自律化、革新的宇宙システム、宇宙機の航法誘導制御等の研究で知られる中須賀真一教授が内定している。中須賀教授は2026年4月から立命館大学総合科学技術研究機構教授に着任する予定で「宇宙は研究から産業へ転換する局面にある。専門人材の深刻な不足を克服し、さまざまなプロジェクトを推進するために人材育成に取り組みたい」とのコメントを発表している。

参考:【立命館大学】国内最大級の宇宙系大学院誕生へ 大学院「宇宙地球フロンティア研究科(仮称)」設置構想を発表 2028年4月開設予定

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