夫婦共働きを希望する男子と、結婚を望まない女子が増えていることが、マイナビの大学生ライフスタイル調査で明らかになった。育児休業後の職場復帰に対する不安から積極的な子育てに消極的な女子が増加しており、働く女性に対する厳しい職場環境が女子大生の考えに影響を与えていることが浮き彫りになった。

 調査は2016年12月から2017年1月にかけ、法政大学キャリアデザイン学部と共同でマイナビ2018会員の大学生、大学院生にダイレクトメールを配信、全国3,924人から回答を得た。

 それによると、結婚後に夫婦共働きを希望する割合は、男子が49.5%で前年を2.0ポイント上回ったのに対し、女子は65.7%と前年を2.9ポイント下回った。「結婚せずに自分の収入だけで生活したい」と回答した女性は、7.9%に達し、前年より1.6ポイント増えている。
子育てに関して「積極的に育児休業を取りたい」としたのは、男子36.6%、女子61.0%。男子は2.7ポイント増えたが、女子は6.6ポイント減少した。女子に育児休業を取得したくない理由を聞いたところ、職場復帰への不安が前年比5.5ポイント増の44.3%に達した。
残業については、毎晩遅くまで働き、トップの成績を収める働き方への好感度が男女とも低下し、残業しない働き方に対する好感度が増している。
ソーシャルメディアやSNSでつながっている友人や知人の数は平均257.4人。全体の51.1%がSNSでの対人関係に「疲れた」と回答している。

参考:【マイナビ】「2018年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」を発表

大学ジャーナルオンライン編集部

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