山梨大学は、結婚や出産、育児で一度仕事を離れた女性のステップアップを支援するプログラムをスタートさせた。厚生労働省が開発したプログラムを活用、入校生10人が2019年3月までの6カ月間、ビジネスマナーやコミュニケーション、ライフデザインなどを学ぶ。
山梨大学によると、入校生は大学か短期大学を卒業し、就業経験を持つ22歳以上の女性。授業は就業に向けた準備からインターンシップ準備、インターンシップ、就業支援に4段階に分かれ、グループワークを中心とした講義が行われる。主な講義内容は人生100年時代を見据えたライフデザイン、パソコンの基礎、インターンシップ実習など。
入校生1人ひとりに合わせたキャリアカウンセリングも予定され、働く女性のステップアップをサポートする。受講期間中は山梨大学付属図書館を自由に利用できるほか、雇用保険の求職活動実績にカウントされる。希望者には求人票の探し方、履歴書の書き方講座や模擬面接、人材紹介会社によるジョブマッチングが実施される。
入校式は2日、山梨県甲府市武田の山梨大学甲府西キャンパス大村智記念学術館で開かれ、入校生が再就職、ステップアップに向けて決意を新たにした。