2019年9月25日、千葉商科大学人間社会学部の勅使河原隆行准教授のゼミナールは、オリジナルコーヒーバッグを台湾と日本国内で販売を開始した。商品開発はこれが3回目。同ゼミに台湾からの留学生が所属したことがきっかけ。東日本大震災被災時に多大な支援をしてくれた台湾に感謝を込めて「友好珈琲(ユーコーヒー)」と名付けた。
社会学部勅使河原ゼミは、これまでも、東日本大震災後の親子支援に取り組むふくしま子ども支援センターの事業「ままカフェ」と連携し、2種類のオリジナルコーヒーを開発、販売してきた。
オリジナルコーヒー第3弾は、台湾からの留学生が勅使河原ゼミに所属したことをきっかけに始まった。まずは学生たちが台湾に足を運び、バナナ農園でのボランティア活動、商品の販売に協力してくれる小売店の開拓とヒアリングを実施するなど現地調査を開始。その結果を受け、台湾の人々が好むバナナ、パイナップル、マンゴーなどフルーツと合うテイストのコーヒーを企画した。コーヒー豆の選定、コーヒーバッグに適した焙煎、粉砕は、これまでの商品開発でも協同している平野珈琲(千葉県市川市)の協力を仰ぎ、何度も試作と試飲を重ねて味を決めた。さらに、台湾での販売に際し、輸入手続きや販路開拓まで学生がチャレンジし、2019年10月からの販売にこぎつけた。
出来上がったオリジナルコーヒーは、ルワンダ産のコーヒー豆キャヒンダピーベリーのみを使ったシングルオリジンで、フルーティーで酸味が強く、すっきりとした味わい。「友好珈琲(ユーコーヒー)」と名付け、心を尽くしてくれた台湾の人々 への感謝の気持ちと、これからも仲良くしていきたいという親愛の気持ちを込めている。
「友好珈琲(ユーコーヒー)」の販売は、国内では千葉商科大学生協、平野珈琲(千葉県市川市)などで行うほか、10月20日(日)開催の「第15回市川まつり」、11月3日(日)~4 日(月)開催の学園祭「瑞穂祭」でも販売する予定。
参考:【千葉商科大学】あの時の「ありがとう」の気持ちを込めて オリジナルコーヒー開発 第 3 弾 「友好珈琲(ユーコーヒー)」台湾&日本国内で販売開始(PDF)