筑波大学は、2027年度に新たな大学院組織として「学際創成学術院(仮称)G-SIGMA」の開設を構想し、準備を進めている。

 学際創成学術院は、単独の学問分野では解決できない地球規模の課題に挑み、学問の壁を超えた知の統合と社会実装を推進することをミッションに掲げる新たな学術拠点。生命・情報・法・経済・環境・工学などの領域を横断する学際性、学生が自身の研究課題に応じて複数の学問分野や大学と企業あるいは筑波大学と海外大学などカテゴリーの異なる複数の教員から研究上の助言を得る事を可能にする「マルチメンター制」に象徴される国際性、研究成果を社会に実装し新しい価値を創造する実践性を三本柱として掲げている。

 学際創成学術院は以下の5つの学位プログラムで構成する。学生はいずれかの学位プログラムに所属しながら他プログラムを横断して学び、高度な専門性と学際的・国際的視点を兼ね備え、社会実装を通じて世界に貢献することを目標とする。

<学際創成学術院 学位プログラム>
創成法学学位プログラム(博士前期・博士後期課程):AIなどの科学技術が日常化する未来社会における法秩序の構築や法の役割を、学際的及び国際的に検討するプログラム

産学官連携学学位プログラム(仮)(博士前期・博士後期課程):科学技術・経営・政策等を統合し、産学官の人文社会科学分野におけるプロジェクトを推進する人材を育成するプログラム

次世代エネルギー共創学位プログラム(仮)(博士前期・博士後期課程):物質科学・エネルギー・計算科学などを中心としたプログラム

ライフイノベーション学位プログラム(博士前期・博士後期課程):病態解明や創薬、食料革新、生体材料、環境、生物情報分野に関するイノベーション人材を育成する、筑波大学独自の協働大学院方式による既存プログラム(既存の6つの学位プログラムを統合する)

ヒューマニクス学位プログラム(5年一貫制博士課程):医学・生命科学・ロボット工学・情報学に広がり、卓越大学院プログラムとしての実績があるプログラム(既存のヒューマンバイオロジー学位プログラムとヒューマニクス学位プログラムが発展的に統合する)
 
 学際創成学術院の第一期生の募集は2026年秋以降に開始し、2027年春以降に入学者を受け入れる計画。 入学者選抜の詳細は今後順次公開される予定となっている。なお、設置計画は予定であり、内容は変更となる場合がある。

参考:【筑波大学】学際創成学術院 G-SIGMA(仮称)

筑波大学

学際融合・国際化への挑戦を続け、知性と人間性を備えた人材を育成

学問文化の薫り高い国際都市、筑波サイエンス・シティの中核となる緑あふれる筑波大学。現在の教育体制は9学群・23学類、全ての分野から専門導入的な科目を履修することができ、創造的な知性と豊かな人間性を備えることをめざしています。師魂理才をもって、地球規模課題の解決[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。