早稲田大学発のスタートアップ「Genics(ジェニックス)」がロボット歯ブラシ「g.eN(ジェン)」を量産化し、本格販売を始める。資金調達のために実施していたクラウドファンディングが目標額に到達したためで、年明けから量販店で購入できるよう準備に入る。
早稲田大学によると、このロボット歯ブラシは早稲田大学創造理工学部で学んだロボット技術を基盤にして開発した。14個の小さなブラシが取り付けられ、口にくわえて最短1分で口腔衛生良好といえる状態まで歯垢を除去できる。手を動かす必要はない。
充電コネクターはUSBType-Cを採用、「お手軽モード」「ていねい磨きモード」「重点ケアモード」「子どもモード」の4モードから磨き方を選べる。
Genicsは2019年、g.eNを発表し、医療機関経由で販売していたが、クラウドファンディングで得た資金で量産化し、量販店で販売する。これに合わせ、商品のサイズを従来品より約40%小型化し、重量も100グラム軽量化した220グラムに抑えた。
Genicsは栄田源CEOが早稲田大学大学院先進理工学研究科でロボット工学を専攻していた2018年に創業し、研究で培った技術の社会実装を目指してロボット歯ブラシの開発を始めた。
栄田CEOは「研究を継続しながら実用化を本気で目指すには博士課程という環境が最も適していると考え、進学を決断すると同時に、研究成果を迅速に社会へ届けるため会社を設立した。自らの研究成果を社会に還元し、多くの困りごとを解決したいという思いが原点。日本発の商品として世界に挑戦し、より多くの人の健康を支えたい」と語っている。
参考:【早稲田大学】早大発のロボット技術を社会へ― Genicsのロボット歯ブラシ「g.eN」がクラウドファンディング目標達成で量産化―研究成果の社会実装が実現
